この大震災のなか新聞とネットから情報を読むだけのボクだが、昨日はある会合に参加した。
帰ってきて朝刊を読むと、二人の論者がまったく同じような事を書いていた。
簡単に言えば、
「今、システムは崩壊したが、人間の力が活動している」ということ。
その実感は一人の論者の言葉では、
たまたま滞在中のフランスで各国数々の新聞を読んだが、驚くべく日本人、人々の冷静な行動、支え合うとする人々の意思、自己犠牲的な労働、他者のため頑張りつづける人々の努力、支え合い結び合う人間たちの働き、ということばが並んでいたそうだ。
そして、論者がいうシステムとは、電気システム、エネルギー供給のシステム、情報通信システム、医療システム、年金・社会保障システム・企業システム・市場システム・教育システム。
つまり、この大震災にかかわらず、この数年におこっている事のすべて、そのシステムが今、崩壊したととらえている。
システムはすべて想定の範囲内で維持可能なように設計されているものだが、想定は単なる人間の思い込みにすぎないと書き、
その思い込みが壊れた時、
機能するのは人の自主的な動き、
その動きを論者はフランスで読んだ、新聞で実感したのだろう。
そして、結んでいる。
システムから脱却し、人間の結びつきが基盤となるような社会創成が始まった。
昨日読んだ新聞は今、手元にないので、論者の名前、その内容は正確ではない。
夕食もそこそこ就寝してしまったので、今、外出中、iPhoneのメモだが、アップする事にした。