2016年3月17日木曜日

レジェンド 狂喜の美学

60年代のロンドン、ギャングの兄弟のお話し。実話だそうだがシチュエーションが面白く、最後までフィクションのつもりで観てしまった。統合失調症の弟ロニーを助ける好感度高い兄のレジー、彼には一途に彼を愛し続ける恋人フランシスがいる。ギャング映画でなければ、ドラマは純愛と兄弟愛といって良いかもしれない。各々は誰でもそうであろうが、みんなユートピアを探している。しかし、ロニーは知っている、ユートピアとはどこにもない場所を意味することを。 一方、この映画はプロ向きなのかもしれない。これも後で知ったが、なんとロニーとレジーを演じるのは、名優トム・ハーディただ一人。言われて初めて気がつき、なるほどなるほどと思ったが、では、あの血みどろの喧嘩はどう撮影したのだろうか。高得点の評価はこのあたりだろうか、ボクは最期までレジーの恋物語として観てしまった。

2016年3月12日土曜日

ハロルドが笑う その日まで

安物の家で安物の家具に囲まれ生活する、ポンコツ家族たちの物語り。
高級家具店の経営者ハロルドは低俗家具店IKEAの創業者を誘拐する、リアリティある喜劇的ファンタジー。
ボケた妻を失い自殺を企てる老夫、だめ夫を一人残し、子供を引き連れ実家に逃げるだめ母親、夢を追い男を連れ込むだめママから逃げ出す、ハートを胸ではなく腕に持つだめ娘。しかし、だめ人間たちはみな、心優しいどこにでもいる人々。そしてこの物語は、ユーモラスな批判精神を持った数少ない優れた映画だ。

2016年3月9日水曜日

マネー・ショート 華麗なる大逆転

この映画ではサブプライム・ローンでリーマン等の銀行が破綻するまでが、実話に基づきドラマチックに映画化されている。
しかし、問題はショック後にもあり、国庫金による銀行救済等にもいくつか問題があった。
こちらはすでにドキュメント映画として上映されていて、社会問題として大きな反響を呼んでいる。
今回の映画づくりはその前半だけのエンターテイメントで、個人的には満足できない。