2017年5月12日金曜日

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン

今朝のYouTube、Take Me to Churchの視聴回数はなんと19,768,413回をカウントしていた。
https://www.youtube.com/watch?v=c-tW0CkvdDI

この驚異的な数字は昨日、試写会で「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」を観て、多いに納得している。
しかし、タブレットではない、大画面で観るセルゲイのダンスはもう半端じゃない。
劇場はおろかTVでもあまり見たことがないバレエだが、ポルーニンのダンスは芸術的というより驚異的なもの。
コードに制御されない、肉体が刻むリズムと躍動とポーズが表現する世界、それはポルーニンのみに許された、究極的に人間がもつ、生きていることの素晴らしさだ。

しかし、現実世界にいる我々は、誰もがみなその生には苦労する。
ウクライナのキエフ近郊の家庭に育ったポルーニンも例外ではない。
家族と別れ、ひとり言葉の通じないロンドンでバレエの練習に明け暮れる少年時代。
圧倒的な才能を開花させ、19歳でプリンシパルにまで登り詰めたポルーニンだが、彼が失ったものも計り知れない。
ドキュメントはそんなポルーニンの目に見えぬ内面世界も、画面に躍動する野獣的ダンスを通し克明に語っていく。

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