2017年3月13日月曜日

建築空間の音楽化

建築空間の歴史は一つの空間からの分離にあった。

神聖なる内部空間

自然なる外部空間

この2つの空間の分離は当たり前のようだが、ローマ時代から始まる。
ギリシャの時代は内部と外部の分離はなく空間は一つ。ー>ギーディオン

ギリシャにあっては神の空間と人間の空間は同相の空間であり、パルテノン神殿は私たちが生きる自然空間と一体のものとして作られている。

そこでは自然空間から物理的に隔たるための境界はどこにもなく、自然空間の一部が部分的に梁と柱で聖別され「建築」として作られた。

つまり神殿は自然空間のなかに生成された幻像のようなもの。

建築の役割は空間の生成ある。

その変遷はローマ時代以降の空間の分離分節の歴史にあったと言える。

さらに現在、建築は空間の分離の道具あるいは装置と見なされている。

音楽もまた空間生成に関わってきた。
音楽は現在でも、新しい空間の創生に関わっている。
何故なら、音楽が奏でられる時、いつもそこには、また新たな空間が立ち上がる。

建築はまた空間の創生に関われるだろうか、その糸口は「建築の音楽化」にあるのかもしれない。

 

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