2016年5月3日火曜日

大手町AMAN

新緑の丸の内仲通りは連休だが、いつも通りオープンカフェは賑わっている。この通りを歩いていて思う、ここは街路というよりショッピングモール。しかし、高級店が連なるこの街は道幅のバランスがよく、緑が豊富、クルマのエンジン音も店からの騒音もなく居心地が良い。よくデザインされた都市型散歩道と言えるだろう。 
日比谷のペニンシュラから始まる仲通りは現在、大手町ビルで終わっている。
やがては、さらに延長されると聞くが、永代橋通りを渡った現在の最北端地区に200m級の超高層建築が姿を現した。この辺りは仲通りとどう繋がるかが今後のポイント、超高層の足元は「大手町の森」としてを計画されている。 

14年12月に完成した大手町タワー33階のAMANのラウンジはおすすめだ。ホテルAMANはこのフロアより上層部全体を占め、都市型リゾートホテルを目指している。デザイナーは今や人気のケリーヒル。
彼は事務所をシンガポールに構えるオーストラリア人建築家。 彼のデザインはテーマがわかりやすく表現されていることで有名。
このラウンジは大きな都市広場を高い吹き抜け天井で覆うという形状。そして、テーマは「和」、高い天井から降り注ぐ優しいひかりが決め手となる。壁面は火口岩が黒色に染色され、その感触は木材以上に柔らかく、全体は紙障子からの光に包まれる和座敷という雰囲気。まさに小説で読む谷崎潤一郎的世界が表現されている。
久し振りに意味のあるメッセージを持った豊かな空間に出会った、という印象がこのラウンジをおすすめした理由だ。
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