2015年9月17日木曜日

城 カフカ


昔もそうだが、今回もまた苦労して読んだ測量士Kの物語。 しかし、kindleは面白い。
昔は最後まで読み通せ無かったが、電子本だと何故か、途中で放り出せず、今回はなんとか読了した。 城に辿りつかないどころか、雪の中に閉じこめられた儘だった我が読書人生。 
これでようやっと「変身」から我が身に戻った気分だ。

 読み取りは様々だろうが、この物語は王のいない官僚国家。 
意味不明、コミュニケーション不在の小役人がゴロゴロする近代社会として読んでみた。
 いや、測量士という不用な秩序化を役柄とする、K自身が王である逆転した王国の物語かもしれない。 
物語は未完と言うことだが、近代は何処までも未完。 
人間不在のシステムは無用な測量図を永遠に描き続けるのではないだろうか。
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