2015年2月5日木曜日

「語る建築」から「会話する建築」の時代へ

ニューヨークのワン・ タイムズ・スクエア・ビルが全面巨大電光掲示板に覆われたのが1996年。その30年前、ちょうどビートルズの「イエローサブマリン」がイギリスのリヴァプールから東京にやってきた頃、ロンドン・エクスプレスは気球に運ばれるビルボードと共に田園を旅する「インスタント・シティ」を特集した。
そして去年の11月、都市の建物が多方向コミュニケーション・ツールに変わっていく状況をa+u530がリポートしている。
建物が情報メディアであることは古代エジプト以来の建築史の常識。その変容は建築術、印刷術、電脳術として読み取れると書いたのはボクのCOMMEDIAkindle版「音楽と建築」。しかし、この特集号はもはや建物は都市サイボーグを形成しつつあると書いている。「建築家にはパフォーマティブな不可視な要素を通じて、意味を自在に表現し、演出する能力が求められる。」と書かれると、ただただオイ!オイ!と思ってしまう。
18世紀の「語る建築」やポスト・モダニズムの「建築言語」を遠にやり過ごし、いまや「語る建築から会話する建築の時代」になったことは事実だろう。

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