2014年7月20日日曜日

この頃、都に流行るもの 二条河原落首

吉川英治の「私本太平記」を読み続けている。 ようやっと第九巻「建武らくがき帖」まで読み進んだが、どこが後醍醐の新政なのか。 北条から旧守護・公家勢力に権力が移っただけ。 中興などとはなばかりの相変わらずの権力闘争。 現在の安倍政権と全くかわらない。 楮幣を発行するインフレ策、庶民はますます疲弊し、逆らえば加茂の岸辺で打首だ。 現在のガムシャラな原発推進と環境規制緩和の横行、 消費増税とGIPF運用、財政再建そっちのけの経済政策と何処が異なるのだろうか。 外部に敵を想定し、かってに軍事費をバラマキ、結局は敵を作ってしまう策、 特別秘密保護法、集団的自衛権のごり押しと全く変わらない。 東京新聞の今朝(7月20日)の「核心」は「舞台裏 官僚が誘導」。 やっぱりそうかと読んでしまった。 650年余り前の二条河原にはこんな落書きが建てられたそうだ。 この頃、都に流行るもの 召人、早馬、から騒動 生首、還俗、自由出家 俄か大名、迷ひ者 安堵、恩賞、虚戦 本領離るる訴訟人 文書(訴願の)入れたる細葛 追従、讒人、禅律師 下克上する成り出者 器用の堪否、沙汰もなく もるる人なき決断所 着つけぬ冠、上の衣 持ちも習わぬ笏もちて 内裏交じはり珍しや ーーーーーー 「二条河原落首・建武元年夏八月」 まだまだ続くが、面白すぎてうら悲しい。 Google Keepから共有

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