2013年2月1日金曜日

武蔵野プレイス

中央線武蔵境南口駅前、武蔵野プレイスを協議会の人々と見学した。 10年あまりの検討の結果、武蔵野市は農水省から払い下げられた国有地を一昨年9月、画期的な市民生活文化施設として完成した。 武蔵野プレイスは境にあった地域図書館を中心に、生涯学習、市民活動、青少年活動支援という四つの機能を複合し計画されている。 結果、図書館ではあるが従来の公共図書館のイメージを大きく超えた。 まず、エントランスで驚く事は、入館者を迎えるのはガードマンでもゲート、貸出カウンターでもなく居心地の良さそうなカフェバーだ。 コーヒーやケーキの香りが漂う中央スペースの周辺は、なるほど様々なカウンターやギャラリー、マガジンラックがアルコーブ状に設えられていて、図書館でもあることも納得する。 館長に伺うと設計コンセプトは透明性と融通性。 本の検索、貸出、返却の大半はタッチパネルのディスプレイで自動化され、館内全体は壁で仕切られることなく書棚も低く見通しが良く、機能分化した様々のスペースはオープンのまま融通無碍に連続している。 地下3階地上4階、 7階建てのフロアー構成だが、その層構成もオープンな螺旋階段や吹き抜けで繋がれて、閉鎖感がなく快い一体感を醸し出す。 このオープンな一体感は館長の話では、最も意図したことのようだ。 私語のない静かな図書館を目指したのではない、いろいろな音や動き、人々のざわめきがあったほうがよい。 静かにすべき場所だけが静かであってくれれば、ここは(武蔵野)プレイスなのだから人々の居場所であり活気ある街であってほしい。 なるほど、ここまでくるとエントランスがカフェバーであり、卓球場やボルダリングスペースが設置されていることも充分に納得できる。 オープンしてまだ一年半のこの居場所、通勤、通学で中央線を利用する人々の関心も高く、予定を大きく上回る入館者数。 現在4,500人/日から6,500人/日、オープン後すでに1,400,000人の方々の利用、日に日に増える利用者数がこのプレイスの最大の問題のようだ。 ちなみに設計・監理は kw+hgアーキテクツ(川原田康子代表、比嘉武彦代表)。10年前のプロポーザル以降計画に参画している。
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