2009年12月12日土曜日

副王家の一族


オブリージの無い貴族の物語は悲劇でも喜劇でもない。普通の人間のただ 哀しいだけの物語。評判は良いのだが、ボクにはつまらない映画だった。「山猫」のビスコンティとはとても競えない。シチュエーションは19世紀後半のイタリア統一期のシチリア。ブルボン王家の副王一族の混乱を描くこの映画、背景はまったく「山猫」同じ世界。しかし、中身も表現もすべて、何を伝えたいのか、より判らない?とんでもない時、ミゼレーレが流れ、なんでこんな時カンピドリオなのか。薄っぺらな舞踏会はかえって興ざめ、出てくる人々の人間像も不明確のまま、テレビ番組を見ているような演技が続く。ただのボンボンと操り人形のドタバタでは、2時間座っているのは些かきつい。
コメントを投稿